|
|---|
手足口病が大流行しています！（ちょっと前まで手口足病だと思ってました・・・）
小さなお子さんをお持ちの方は心配しているのではないでしょうか？
子供にとってはメジャーな病気となっていますが、やはり心配です。
地域によっては警報が出されるほどの大流行となっています。
手足口病の予防法や症状・感染経路などの注意点をまとめました。
■手足口病はどんな病気？手足口病の症状について
手足口病は夏場に流行するウィルス性の感染症です。
最近では2011年に大流行し、2013年の今年もそれに近い流行となっています。
手足口病にかかると次のような症状が出てきます。
１．口の中や手のひら、足の裏などに２～３mm程度の水疱性発疹が出ます。
２．３分の１程度の人に発熱があります。（あまり高熱にはなりません）
３．まれに中枢神経系の合併症があります。
手足口病は１歳～５歳くらいまでの乳幼児がかかりやすく、90％程度が５歳以下です。
まだはっきりと意思が伝えられない年齢なので、お子さんが「口の中が痛い」などと
言うようでしたら、注意深く観察することが必要です。
体にできたブツブツは２～３日くらいで治り始めます。だいたい１週間以内に完治します。
なお、感染から発症までの潜伏期間は３日～６日程度です。
■手足口病の感染経路は？
手足口病の感染経路は、飛沫感染、接触感染、糞口感染が主なルートです。
咳やくしゃみなどで感染します。手に付いた便が口の中に入って感染することもあります。
保育園や幼稚園では、患者が発生すると集団感染が非常に起こりやすくなります。
手足口病のウィルスは治ったあとも長い間、便の中から出てくるため、
なかなか予防するのが難しい病気でもあります。
■手足口病の予防方法や治療方法は？
手足口病には効果的なワクチンは無く、予防できる薬もありません。
先述のとおり、感染すると長期的にウィルスが出てくるため、予防は非常に難しいです。
手足口病の予防の原則は手洗いです。
特にオムツ交換後などはしっかりと石鹸で手洗いしましょう。
タオルを大人数で共用することも避けてください。
手足口病には特効薬や治療法はありません。
”じゃあ、手足口病にかかったらどうしたらいいの？”と思われるでしょうが、
基本的には症状が軽い病気なので、経過をみつめるしかないようです。
実際、病院で見てもらっても薬は出されないことが多いです。
口の中が痛くて食事・水分が取れなくなることもあります。
そのような時は、牛乳や麦茶などで水分を補給し、脱水症状にならないようにすることが大切です。
■大人も手足口病になる？
手足口病は大人にも感染します。
また、大人が発症するときは重症化しやすいとも言われています。
睡眠不足や夏バテなどで免疫力が低下している場合は注意が必要です。
ちょっとバテてるなと感じたときには、手洗いをしっかりして予防することが大切です。
■手足口病になった場合の注意点
もし感染し発病しても、ほとんどの場合は軽い症状で済んでしまいます。
しかし、高熱が続いたり、頭がいたくなったりした場合は髄膜炎や脳炎などの合併症の疑いが出てきます。
そのような場合はすぐに医療機関で受診してください。
『手足口病の危険な症状』
・高熱が出るたり、２日以上発熱が続く
・頭を痛がったり、嘔吐する
・呼びかけても答えなかったり、視線が合わない
・呼吸がいつもより速かったり、息苦しそう
・いつもよりおしっこが少なかったり、色が濃い
■手足口病でも登園してもいいの？
手足口病は水ぼうそうなどとは違って「出席停止」となる病気ではありません。
しかし、園によっては「しばらく登園禁止」としているところもあるため、
個別に相談をして確認する必要があります。
通常は、熱がさがり発疹が目立たなくなれば登園させても問題ないとの判断になります。
手足口病は通常であればそれほど気にする病気ではありません。
一種の夏風邪と思う程度で問題ありません。
しかし、できるだけ予防して、かかってしまったら２～３日は無理をしないことが大切です。
この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。
