先ほど緊急地震速報の誤報がありました。
社内のいろいろなところから警報ブザーがなり、一瞬緊張が走りましたが、
その後、全く揺れはなくひと安心でした。
その後、気象庁から誤報の報告であったと報告されました。
ここで、改めて緊急地震速報の基準や仕組みをおさらいし、
緊急地震速報が入った時にどうすればよいのかを考えておきましょう。
緊急地震速報は緊急地震速報とは、地震が発生した直後に、
震源や地震の規模の推定値を素早く知らせるシステムです。
震源付近の地震計のデータに基づいて各地の到達時刻や震度を予想します。
一瞬でデーターを解析し、速報を出す。。。スゴイ技術です。
■緊急地震速報の発表基準
誤作動を考慮して、地震波が2つ以上の地震計で観測され、
さらに最大震度が5弱以上であると予想された時に発表されます。
■緊急地震速報の発表内容
・地震の発生時刻
・自信の発生場所
・震度5弱以上の揺れが予測される地域
・震度4の揺れが予測される地域
■緊急地震速報の仕組み
緊急地震速報は、P波とS波の速度の違いを利用しています。
P波・・・エネルギーが小さく、伝わる速度が速い(6km~7km/秒)
S波・・・エネルギーが大きく、伝わる速度が遅い(3.5km/秒)
地震の大きな揺れはS波によって発生します。
このS波が到達する前に伝わるP波を解析して、速報を出すのが緊急地震速報です。
■地震が伝わるまでの時間
大きな揺れを発生させるS波が到達するのは、
仮に震源地から100km離れていたとして28秒。
200km離れていても一分弱。
地震速報が入ってから大きな揺れが起こるまではもっと短い時間になります。
短ければ数秒、長くても数十秒です。
■緊急地震速報が届いたらどうする?
・家の中だったら、頭を保護し落下物に注意する。
・運転中だったら、急ブレーキはかけず、ゆっくりスピードをおとす。
・高速道路で運転中だったら、車間距離をあけるように注意する。
・屋外にいたら、落下物の危険が少ないところに移動する。
・エレベーターの中だったら、最寄階のボタンを押して、すぐに降りる。
・津波の危険がある場合は、高台に避難する。
緊急地震速報から地震到達までは、ほんの数秒間しかありません。
あれもこれもはおそらく難しい状況でしょう。
自分の身を守るために、落下物などに注意することが何よりも大切です。
慌てずパニックにならないように、日頃から緊急時のシュミレーションをしておくと、
いざという時に冷静でいられます。
大地震はいつ起こってもおかしくない状況です。
日頃から、防災・緊急時の行動についてしっかりと考えておきましょう。
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