マダニ感染症のウィルス拡散が拡大しています。
ここでは、マダニに刺されたらどうするのか?
マダニ感染症になった場合の症状・対策・予防法をまとめてみました。
きのこ狩りや山菜取りなど、山に入ることが多くなる秋。
野外での活動時には必ずマダニ感染症対策をしておきましょう。
マダニ感染症ってなに?
今年に入ってすごい勢いで被害が増えているマダニ感染症。
マダニ感染症とはそもそもどういったものなのでしょうか。
まず、マダニは野外に生息するダニです。
森林や草むらなどに多く生息しています。
春から秋にかけて活発な活動をするため、
これからの秋の行楽シーズンでも十分な注意が必要です。
マダニは「重症熱性血小板減少症候群」(SFTS)という
感染症のウィルスを持っています。
この感染症で今年に入ってから、西日本を中心に
13県で40人が感染しています。
そして17人の方が亡くなっているという恐ろしい感染症なのです。
マダニに刺されたらどうする?マダニ感染症の症状と対策
マダニにさされた場合どうすればよいのか?
そして、マダニ感染症になった場合の症状と治療法についてみていきましょう。
マダニ感染症の症状は?
マダニに刺されて、「重症熱性血小板減少症候群」(SFTS)に感染すると、
○38度以上の発熱
○嘔吐・腹痛・下痢など消化器の異常
○血尿が出る
などの症状が現れます。
マダニに刺された場合の対策法は?
マダニは恐ろし強力に噛み付いています。
そのため、いったん吸血されると、簡単には離れません。
無理に引っ張ってもなかなか離れないため、
強引に引っ張ると、皮膚にマダニの一部が残ったりするほどです。
このマダニの残骸が感染症を引き起こすこともあるため、
慌てて取り除こうとするのはあまりよくありません。
まず、マダニか噛まれたとわかった場合は、
直ちに皮膚科を受診することが大切です。
病院が遠い山の中にいるような場合は、
ワセリンやハンドクリームでマダニを覆いかぶせます。
(できればワセリンのほうがよいです)
30分くらいでマダニが窒息するので、慎重に引き剥がします。
マダニに刺されてから24時間以内に引き抜けば、
マダニ感染症に感染する確率は低くなると言われています。
マダニにさされた場合は、慌てて引き剥がさずに
早い段階で皮膚科に受診してください。
■マダニ感染症を予防するためには?
マダニ感染症を予防するためには、
まず、マダニに噛まれないようにすることです。
当たり前のことですがコレが最も重要です!!
○野外での活動では、必ず長袖・長ズボンを着用する
○マダニが付着したことがわかりやすいように、明るい色の服を着る
○ズボンの裾はできるだけ閉じる(ハイソックスの中に入れるなど)
また、野外から帰ってきたときの注意も重要です。
○知らないうちに噛まれていないか頭部や首筋をチェック
○バックや服にマダニが付着していないか再確認
マダニ感染症は死に至ることもあるものです。
感染した場合の致死率は10%~30%とも言われています。
十分すぎるくらいの対策をしておくことが重要です。
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