文部科学省が、大学入試センター試験を5年後をめどに廃止すると発表しました。
その代わりに高校在学中に複数回受験することができる試験、
全国統一試験「到達度テスト」を大学入試の選考基準に活用するということのようです。
大学入試センター試験が廃止される目的はなんなんでしょうか?
大学入試センター試験が廃止の理由として文部科学省は、
「大学志願者の学ぶ意欲を引き出すことで高等教育の質を高め、
国際社会で活躍するグローバル人材の育成につなげる。」と言っています。
今までの一発勝負的な試験ではなく、
高校在学中の継続的な学力を問われるということでしょうか。
全体的な学力向上には繋がるような気がします。
しかし、高校3年生から本気で勉強を始めた私のような人は厳しいということですね・・・
しかし、センター試験並みの全国統一試験を何度も受けるということは、
かなり経費が掛かるのでしょうね。
それと同時に受験生の金銭的不安も増えそうです。
ちょっと心配なところです。
高卒認定試験(旧大検)合格者や浪人生はどうなるの?ということも気になります。
また、大学入試センター試験が廃止され、新たな全国統一試験が行われるようになれば、
当然予備校もそれに対応したメニューを出してきますよね。
しかも、「1年の時から頑張らないと合格できませんよ!」的な宣伝合戦が始まりそうです。
個人的に、大学受験のためには、当たり前のように塾や予備校に行くという流れが
あまり良くないと思っているだけに、なんだか複雑な部分ではあります。
また、グローバル化を目指すのであれば、公務員試験にTOEFL採用を検討しているように、
TOEFLやTOEICなどを採用して、入試の為の勉強から少しでも脱皮できると
良いのではないでしょうか。
大学乱立による大学教育の質の低下、大学の就職予備校化、学生総受験生の時代。
あらためて大学とは何かということを考えてみてもよいのかもしれません。
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